酵母無添加の山廃!
通常、山廃造りといえども、発酵を促す酵母を添加するところが多い中、蔵に住み着いている野生酵母の自然発酵に任せて醸したお酒です。
この製法にはリスクも大いにあるのですが、蔵元の新しい試みとして17BYから取組み、現在では多くのバリエーションが広がりました。
17BYに本醸造企画で試作し、蔵内の野生酵母が、望む酒造りに適していることを確信したことによって世に送り出された商品です。
花巴の山廃は、基本的に若い状態よりも、ある程度熟成させた方がバランスも良くなり、本来の良さが表れてくると思っています。
特にこのお酒は蔵の協力のもと、飲み頃でご案内させて頂いています。
香りは穏やか。
麹由来のニュアンスやトロピカル感、スモーキーな要素も感じられます。
口当たりには円やかさがあり、柔らか。
優しい飲み口から、密度感のある旨みが広がります。
熟成による円熟味もあり、落ち着いてきてはいますが、花巴らしいボリューム感、しっかりとした酸があり、フルボディな味わいです。
常温・燗でより旨みが膨らみます。
登酒店HPから許可をいただき掲載しています