興味深い組み合わせ♪
29BYの特別限定酒となる強力を使用した特別純米酒。
鳥取県産の強力が思いがけず手に入ったことから生まれたお酒で、これまでに強力で仕込みを行ったことがなかったハーパーさんの希望もあり実現しました。
また、この機会に選択した酵母は協会1号酵母。
この協会1号酵母は、明治39年に兵庫県の櫻正宗の酒母から分離された酵母になります。
発酵力が強く、高温でも耐える特性があります。
米・酵母共に初物づくしとなっています。
このお酒は、早飲みできるお酒をコンセプトに、穏やかながら品のある香り、やや甘め・酸も高めで、玉川にしては飲みやすい仕上がりとなっています。
香りには麹由来のニュアンスやトロピカルな要素も感じられます。
口当たりには円みがあり、少々甘やかさを感じる飲み口。
じわじわとボリュームのある旨みが広がりますが、後に引く重さは感じません。
リッチなエキス感、玉川らしい厚みはありますが、甘やかなタッチに爽やかな酸が効いていることで、それほど重さのない、飲み心地よい味わいとなっています。
もちろん今後の熟成も期待できる要素も持ち合わせています。
登酒店HPから許可をいただき掲載しています