生酒の常温熟成!
21BYから新しい試みとしてリリースしているお酒です。
本来は冷蔵庫にて保管・熟成させる無濾過生原酒を蔵内で常温熟成させてた山廃純米です。
もちろん木下酒造でも基本的には生酒は冷蔵庫で保管しているのですが、例年しっかりと造った山廃は非常に硬い。
それなら常温で熟成させたらどうや!ということで数量限定で常温熟成させたお酒がこのお酒です。
確かに熟成自体は早く進みますが、その分風味が落ちたり、バランスが悪くなるリスクもあるのですが、さすがにフィリップさんの山廃、これくらいでは全く問題なし!
22BYからはこの五百万石も仲間入り。
香にはややスモーキー感があり、穀物的なニュアンスも感じられます。
口当たりには円みを感じますが、じわじわとビターな要素を伴うボリュームある旨みが広がります。
石のある米の旨みや存在感のある酸をしっかりと感じられる、フルボディな味わい。
余韻にかけて、甘やかで完熟フルーツのような雰囲気も。
常温熟成らしからぬ若さやポテンシャルがあり、まだまだこれからの熟成で本来の旨みが開いてきます。
常温・燗で是非お楽しみ下さい。
※登酒店HPから許可を頂き掲載しています。