無農薬米使用の生モト!
19BYに濃醇な甘口の”江戸流生モト”をリリースした木下酒造。
20BYからは同じく酵母無添加にて通常の生モトを仕込んでいます。
使用している米は無農薬の五百万石。
香りは穏やか。
麹由来の栗香やスモーキー感、トロピカルなニュアンスも感じます。
口当たりには円みがありますが、じわじわとシャープな要素が広がり、ビターで複雑味のある旨み、しっかりとした酸が存在感を感じさせます。
しっかりと発酵したことが伺える、甘みの要素の少なさを感じますが、それだけが突出している訳ではなく、ボリューム感や厚み、奥行きのある押し味も共存。
発酵期間の長さもあり、例年ほどバチバチした要素が少なく、意外に嫌な重さを感じさせない味わいですが、これからの熟成によって旨みも増し、より落ち着いた味わいになっていきます。
長期熟成が期待できるポテンシャルです。
・コウノトリについて・
木下酒造から車で30分程のところに「コウノトリの郷」という施設があります。地域全体を餌場とする為に、広範囲で無農薬・低農薬での米の栽培を行っています。
コウノトリは、農薬を使用する近代農法の地域ではとても生きられない繊細な生き物なのです。この地域の米を使用することで、間接的にコウノトリを応援するとともに、売り上げの一部は「豊岡市コウノトリ基金」に寄付されることになっています。
登酒店HPから許可をいただき掲載しています